痔を患っている患者さまの中で最も多いのが「いぼ痔(痔核)」です。
いぼ痔は、直腸側にできる「内痔核」と肛門側にできる「外痔核」に分けられます。当院で取り扱っている「ジオン注硬化療法(ALTA療法)」とは、「ジオン注射」を用いた内痔核の治療方法です。排便時に脱出してしまう、または普段から脱出したままの内痔核に、ジオンという治療薬を注射することで、手術とほぼ同等の治療効果が得られ、さらに出血や痛みを抑えることができます。
投与後は、痔核に流れ込む血液の量が減り、時間の経過と共に血液が止まっていきます。個人差はありますが、1週間から1カ月で次第に注射された部分が小さくなり、やがて脱出が見られなくなります。
当院ではこの「ジオン注硬化療法(ALTA療法)」を日帰りで行っており、外痔核はジオン注硬化療法での治療の時に同時切除も可能です。忙しい主婦の方や時間の作りづらいサラリーマンの方々に喜んでいただいております。診察時は、少しでもリラックスしていただけるようにカーテンで仕切られた、プライバシーに配慮した空間をご用意しています。どうぞお気軽にご相談ください。